食用色素でペーパークロマトグラフィーもどき準備中!その2

この写真、それぞれの右側と左側で、共通したちょっとした違いがあるのですが、わかりますか?

大雑把な見た目で、それぞれの右側が真ん中がすいていて、左側の方が真ん中あたりは、すいていない(密になっている)ように感じると思います。

 

1枚目の左上のものは・・・

画像のように、水性ペンでドットを打っていました。

それぞれ、上下・右上左下・右下左上がペアーになっています。

 

 

そこに、水と料理酒を、綿棒でトントントンと付けました。

すると・・

画像のように、広がりました。

水性ペンだったので、インクと水は仲良しなので、水を付けたほうは、インクと水は一緒に広がりやすかったようです。

最初の画像も同様で、真ん中がすいているのは、水を付けたほうです。

 

実は、それだけの違いではなく、よく見ると、水と料理酒で、同じインクでも、違いがみられますよ。

 

画像の四角い部分。

左は、料理酒を付けたほう。右は、水を付けたほう。

同じ色の水性ペンで点を打ったのに、広がったときの色が違います。

一番左の赤っぽい色で説明しますね。

水の方は、蛍光っぽいオレンジ色~マゼンタ色に。料理酒の方は、蛍光っぽいオレンジ色は見られません。

混じったまんまなのかな?ってことで、その隣の色を見て見ると。今度は、料理酒の方は、青っぽい色も見ることができます。

インクの色によっては、水で分離できるときと、水では、分離しにくいときがあるのです。その逆もまたあります。

こちらの画像は、そういったことを考慮して、最初に水で展開させた後に、乾かして90度回転させてアルコールで展開させたインクのようすです。

こういった方法で、2軸展開させて、分離すると、もっと詳しく、ペーパークロマトグラフィーもどきの実験を行うことができます。

こちらには、このアップの前の段階を載せています。

 

手作り実験工作室』にも、執筆しております。