· 

こんなところに科学の芽!?ラテックス

今回は、こちらのご紹介!

画像に見られるこれらのもの。

これらのものは、『ラテックス』という言葉でくくれる、繋がりを見いだせる、のではないかな?と思います。

『ラテックス』とは、水の中に、粒子が分散している状態にあるもののことをいいます。

実験隊がこれまで使っていたのは、一番上の茶色い容器に入った『ラテックス』。生ゴムのボールつくりにつかいました。

この時いう『ラテックス』は、水の中に、生ゴムの元が分散しているものです。天然のものと合成のものがあるのですが、ゴムの木を傷つけて出てくる白いもの(ラテックス)を利用しているので、この時は、天然ラテックス。このラテックスは、水を飛ばしてやって、ぎゅ!ぎゅ!とくっつけると、生ゴムのボール(重合する前のゴム)になります。

で、ぎゅ!ぎゅ!とくっつけられるので、このラテックスは、木工用ボンドの材料ともなります。この場合は、合成ラテックスが多いようです。

で、実は、画像の黒いチューブも、ラテックスが入っています。つけまつげをくっつけるためのものです。ゴムアレルギーの人は、この類のものは、NGです。

どうして、そういったNGの人も出てきそうなラテックスをつけまつげをくっつけるために使うのかな~。と思ったのですが・・・

『ラテックス』は、水に粒子(この場合生ゴムの元)が分散している状態では、乱反射して白く見えるのですが、乾くと透明(そのものの色)になります。だから、つけまつげをくっつけるために塗ったすぐは白く、どこにつけまつげを置けばいいかわかりやすく、その後くっつけた後乾くと、透明になるので、違和感もなく使えてよいのだと思います。

これまでは、水の中に、生ゴムの元になる粒子が分散している『ラテックス』について書いてきましたが、『ラテックス』という言葉は、牛乳やマヨネーズ・床ワックスなどにも使われます。牛乳は、水の中に、脂肪の粒子が分散しているのです。生ゴムの元になるものと同様に、脂肪の粒子は、水の中では、乱反射して、白く見えるのです。

マヨネーズをお皿に出してそのままにしておくと、水分が蒸発して、透明感が増します。もっとわかりやすいのは、床ワックスです。床ワックスは、牛乳のように白く見える液体のようですが、床に塗って乾くと、透明になりますね。つけまつげ用のものと似ていますね。

~~

もう少し上手に説明できると、さらさらっと、身近なものでつながりが見えて来ていただけるのかもしれませんが、上手に説明できずに、すみません。ちょっと心配・・・

ってことで、こんなところに科学の芽!お送りいたしました~。