小学校低学年くらいのお友達は、『透明』のことを、『白』ということがあります。
まあ、わからないでもないのですが・・・
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今日は、ホワイトデーってことで・・・
『白と透明』について、ちょこっと書いてみます。
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唐突ですが、「水」は何色でしょうか?
水は、限りなく「透明」です。※
では同じ水でできている雪は…、「白く」感じますね。
自ら光を出していないモノは、他からの光を「反射」したり、「屈折」したり
することによって、人間の目に見えるようになります。
「水」は、ほとんどの光を「透過」するので、人間には「透明」に見えます。
「雪」については、結晶の1つ1つは透明ですが、その結晶が集まると、光
が表面でいろいろな方向に反射するため、人間には「白く」見えるのです。
(この原理は、透明なガラスが割れて粉々になると、白く見えるのと一緒です)。
他の例としては、「曇りガラス」が挙げられます。
「曇りガラス」は、表面の凸凹で光がいろいろな方向に反射されるために曇っ
て見えますが、水をかけて表面の凸凹をなくすと、透明になり向こう側が見
えるようになります。
同じ物質でも、人間には、白く感じたり透明に感じたり。
こんなことを気にしながら、毎日を楽しめたらと思います。
実はこの文章は、『手作り実験工作室 手軽な実験編』で書いたものです。
フリクションペンで、描いた絵をこすったら消えるのですが、よ~く観察すると、画像のように白く見えることがあります。
画像をクリックするとコメントが読めます。
それって、インクの粒が見えているんじゃないのかな?と思ったのです。
それは、ちょうど上記のようなことが、頭の中でぐるぐるしていた時期のことでした。
いろいろ考えていたことが、結びついて「!」と思ったとき、とっても嬉しい瞬間です!
おまけ
上記文章中の※ですが、
本を書くにあたって、どちらかというと、科学しろうとさんとしては、ことばがあやふやな時がありました。わざとあやふやにしている部分も、多々あるのですが、※の部分は、最初は、「透明です」と言い切っていたのですが、それはちょっと間違えとなると思って、
「限りなく透明です」に変えたのです。
こういった表現、各所に実はあるのですよね。そのうちそんなおまけネタもアップしますね。
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