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白と透明

 

小学校低学年くらいのお友達は、『透明』のことを、『白』ということがあります。

まあ、わからないでもないのですが・・・

 

♡♡♡

今日は、ホワイトデーってことで・・・

『白と透明』について、ちょこっと書いてみます。

♡♡♡

 

唐突ですが、「水」は何色でしょうか?

 

 水は、限りなく「透明」です。※

 では同じ水でできている雪は…、「く」感じますね。

 

 自ら光を出していないモノは、他からの光を「反射」したり、「屈折」したり

することによって、人間の目に見えるようになります。

 「水」は、ほとんどの光を「透過」するので、人間には「透明」に見えます。

 「雪」については、結晶の1つ1つは透明ですが、その結晶が集まると、光

が表面でいろいろな方向に反射するため、人間には「白く」見えるのです。

(この原理は、透明なガラスが割れて粉々になると、白く見えるのと一緒です)。

 他の例としては、「曇りガラス」が挙げられます。

 「曇りガラス」は、表面の凸凹で光がいろいろな方向に反射されるために曇っ

て見えますが、水をかけて表面の凸凹をなくすと、透明になり向こう側が見

えるようになります。

 

同じ物質でも、人間には、白く感じたり透明に感じたり。

こんなことを気にしながら、毎日を楽しめたらと思います。

 

実はこの文章は、『手作り実験工作室 手軽な実験編』で書いたものです。

フリクションペンで、描いた絵をこすったら消えるのですが、よ~く観察すると、画像のように白く見えることがあります。

画像をクリックするとコメントが読めます。

 それって、インクの粒が見えているんじゃないのかな?と思ったのです。

 

それは、ちょうど上記のようなことが、頭の中でぐるぐるしていた時期のことでした。

いろいろ考えていたことが、結びついて「!」と思ったとき、とっても嬉しい瞬間です!

 

おまけ

上記文章中の※ですが、

本を書くにあたって、どちらかというと、科学しろうとさんとしては、ことばがあやふやな時がありました。わざとあやふやにしている部分も、多々あるのですが、※の部分は、最初は、「透明です」と言い切っていたのですが、それはちょっと間違えとなると思って、

「限りなく透明です」に変えたのです。

こういった表現、各所に実はあるのですよね。そのうちそんなおまけネタもアップしますね。